アンジェラスの鐘(読み)あんじぇらすのかね

世界大百科事典(旧版)内のアンジェラスの鐘の言及

【彗星】より

…1910年にハリーすい星が回帰したときには,人心が不安につつまれて,大阪ではすい星よけのこわ飯を売り出して奇利を博した者があったほどである。西洋でもすい星に対する迷信は東洋と変りはなくて,例えば,アンジェラスの鐘を正午にもつき鳴らすようになったのは,1456年ハリーすい星が現れたのと,トルコ人のヨーロッパ侵入との災害から免れるために始まったという。しかし,必ずしも凶兆とのみ考えられたのでなく,前43年の大すい星を,ローマではカエサルの霊魂が神々の宮殿へ飛ぶものとして仰ぎ見たというような例もある。…

※「アンジェラスの鐘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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