アンダーソン,G.M.(読み)あんだーそん

世界大百科事典(旧版)内のアンダーソン,G.M.の言及

【西部劇】より

…アメリカの劇映画の元祖であり,西部劇の元祖でもあるが,扱われた題材は実は当時の生々しい現実の強盗事件(有名な列車強盗団〈ワイルドバンチ〉のしわざ)であったから,西部劇とはリアルな〈現代劇〉にほかならなかった。もう一つは逆に現実ばなれした〈荒唐無稽〉の方向をめざす西部劇で,《大列車強盗》の端役でデビューしたG.M.アンダーソン(1881‐1971)がみずから監督・主演した《ブロンコ・ビリー》シリーズ(1907‐16)。正義のヒーローが悪漢どもを倒し,ヒロインを救うという勧善懲悪のパターンで,大人気を博し,やがて〈ホース・オペラhorse opera〉と呼ばれるB級西部劇,トム・ミックスやバック・ジョーンズから〈歌うカウボーイ〉と呼ばれたジーン・オートリーやロイ・ロジャーズに至るお子さま向け西部劇の原型になった。…

※「アンダーソン,G.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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