世界大百科事典(旧版)内の《アンブラス写本》の言及
【クードルーン】より
…作者はバイエルンかオーストリア出身の聖職者。この物語の唯一の写本は皇帝マクシミリアン1世が16世紀初頭に税関吏ハンス・リートに筆写させた《アンブラス写本》である。物語はクードルーンの祖父の時代からの3世代にわたり,主人公クードルーンは,ヘルウィヒHerwigと婚約した後に,ノルマンディーの王子ハルトムートに誘拐されたが,その約束を13年間守りつづけ,ついにヘルウィヒに救い出される。…
※「《アンブラス写本》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」