《アーケーディア》(読み)あーけーでぃあ

世界大百科事典(旧版)内の《アーケーディア》の言及

【シドニー】より

…彼自身も詩才にめぐまれ,ステラ(〈星〉の意)なる仮名の女性に対する,アストロフェル(〈星を愛する者〉の意)のとどかぬ思慕を歌ったソネット集《アストロフェルとステラ》(1580‐84作,91刊)は,イギリスにおけるペトラルカ風恋愛ソネット大流行の口火を切った。散文としては,牧歌郷アルカディアに流れついた2人の王子の恋物語《アーケーディア》(1590)があり,ルネサンス牧歌文学(パストラル)の重要な作品。さらには文芸全般に対するピューリタン側からの非難攻撃にこたえた《詩の弁護》(1595)は,詩の効用や本質を論じて,イギリス批評文学の出発点となった。…

※「《アーケーディア》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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