世界大百科事典(旧版)内のアーベントムジークの言及
【ブクステフーデ】より
…1668年リューベックのマリア教会のオルガン奏者となり,終生この地位にあった。同教会で以前から行われていた世俗的性格をもつ音楽会〈アーベントムジーク(夕べの音楽)〉を続け,オルガン演奏のほか,合唱やオーケストラも含めた大規模なものに発展させた。彼の作曲した約90曲のオルガン曲はコラールに基づく作品,シャコンヌ,パッサカリア,カンツォーナ,フーガ,トッカータなどを含み,その多くが北方の音楽家らしいいくぶん暗い幻想的な楽趣に彩られている。…
※「アーベントムジーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」