世界大百科事典(旧版)内のアーンドラ族の言及
【アーンドラ美術】より
…サータバーハナ朝(アーンドラ族)が関与した美術を指すこともあるが,一般的には南インド東海岸のクリシュナ,ゴーダーバリー両川の下流域のアーンドラĀndhra地方(現在のアーンドラ・プラデーシュ州の一部)の美術の総称として用いられている。この地方の造形活動は1世紀ごろ始まったと考えるのが有力で,北西デカンを支配していたサータバーハナ朝がこの地方に進出する2世紀前期から急速に仏教美術が興隆した。…
【アーンドラ・プラデーシュ[州]】より
…河川と溜池で灌漑される谷底平野の米を除くと,モロコシなどの雑穀とラッカセイなどが天水をもとに栽培される。 ゴーダーバリー,クリシュナー河口デルタはアーンドラ族の故地であり,南インドの歴史時代の幕あけとなったサータバーハナ朝における重要地域であった。7世紀からデカン高原に栄えた東チャールキヤ朝時代に,テルグ文字をはじめ現在のテルグ文化の基礎がつくられた。…
※「アーンドラ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」