《イギリス文明史》(読み)いぎりすぶんめいし

世界大百科事典(旧版)内の《イギリス文明史》の言及

【バックル】より

…ロンドンの富裕な商店主の子として生まれ,正規の学校教育はいっさい受けなかった。父の死後,大陸を旅行して広い知識と語学力を身につけ,ロンドンに居を構えて万巻の書を読み,《イギリス文明史》(1857‐61)を著した。風土などの自然条件を重視し進歩史観を唱えたこの著作は,明治初年の日本において数度にわたって翻訳・刊行され,ギゾーの《ヨーロッパ文明史》とならんで〈文明史ブーム〉を引き起こし,田口卯吉の《日本開化小史》や福沢諭吉の《文明論之概略》などに大きな影響を与えた。…

※「《イギリス文明史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android