世界大百科事典(旧版)内のイタリア領エチオピア帝国の言及
【イタリア・エチオピア戦争】より
…エチオピア側は軍事力に劣りながらもラス(地方豪族)間の連携をとってイタリア軍を分断し,よく抗戦した。しかし兵器の大量投入に加えて毒ガスまでも使用したイタリア軍の攻勢は続いて,36年5月5日首都アジス・アベバが陥落し,同9日にはイタリア領エチオピア帝国の成立が宣言された。だがイタリアのエチオピア支配は長続きせず,第2次大戦中の41年にゲリラ軍とイギリス軍の反撃をうけてイタリア軍は追放され,エチオピアの主権が回復した。…
※「イタリア領エチオピア帝国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」