イデオロギー対立(読み)いでおろぎーたいりつ

世界大百科事典(旧版)内のイデオロギー対立の言及

【冷戦】より

… そして二つの国が圧倒的優位にたち,同時にこの大国を中心としてブロック化がなされるという以上の二つの特色は,19世紀にヨーロッパの大国間に存在した,ほぼ同等の力をもつ国々が柔軟に連合する,いわゆる〈勢力均衡体系〉とは構造的に異なっていた。
[イデオロギー対立]
 二つの〈超大国〉,ないしブロックの間では,政治体制の違いによる対立も生じ,それぞれの体制の政治原理の正当性をめぐって激しい論争が繰り返された。いわゆるイデオロギー対立であり,対立は妥協がほとんど不可能な原理の正否をめぐる様相を呈した。…

※「イデオロギー対立」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android