世界大百科事典(旧版)内のイデオロギー対立の言及
【冷戦】より
… そして二つの国が圧倒的優位にたち,同時にこの大国を中心としてブロック化がなされるという以上の二つの特色は,19世紀にヨーロッパの大国間に存在した,ほぼ同等の力をもつ国々が柔軟に連合する,いわゆる〈勢力均衡体系〉とは構造的に異なっていた。
[イデオロギー対立]
二つの〈超大国〉,ないしブロックの間では,政治体制の違いによる対立も生じ,それぞれの体制の政治原理の正当性をめぐって激しい論争が繰り返された。いわゆるイデオロギー対立であり,対立は妥協がほとんど不可能な原理の正否をめぐる様相を呈した。…
※「イデオロギー対立」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」