世界大百科事典(旧版)内のイブン・アルアシュアスの乱の言及
【ウマイヤ朝】より
…かつてのアラブの伝統的部族会議であるシューラー(部族の長老会議)やウフード(地方代表者会議)も有名無実となり,カリフの自由意志によって総督の任免がなされるようになった。その反面,政府とアラブ・ムカーティラとの利害の対立が増大し,イブン・アルアシュアスの乱(700)が起こった。イラク総督ハッジャージュ・ブン・ユースフは,イラクのムカーティラ統御のため軍営都市ワーシトを建設し,ここにシリアのアラブ・ムカーティラを常駐させた。…
※「イブン・アルアシュアスの乱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」