世界大百科事典(旧版)内のいろは屋貸本店の言及
【貸本屋】より
…その旧蔵書は現在国立国会図書館,京都大学,東京大学の和書の中心資料の一つになっている。 明治維新の動乱後,活気を取り戻した貸本屋も1883年ころを境にして,活版本が安価に出回るようになり減少するが,代わって東京神田のいろは屋貸本店(1886‐1913ころ)など学術書,翻訳書,新小説を中心とした貸本屋が各地に現れた。また,東京牛込の池清(いけせい)は江戸,明治,大正とひとり生き続け1931年ころまで営業したという。…
※「いろは屋貸本店」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」