世界大百科事典(旧版)内のインシュリン自己免疫症候群の言及
【低血糖症】より
…膵島腫瘍による低血糖症はインシュリン分泌増加のためであるが,正常人では絶食しても低血糖症にはならないのに対し,1日の絶食で90%に低血糖症を起こすとされる。また,まれではあるが日本に多いインシュリン自己免疫症候群も,低血糖症をもって発見されることが多い。この疾患は,過去にインシュリン注射の経験がないにもかかわらず,血液中にインシュリン抗体がみられるもので,このインシュリン抗体が低血糖症の発現に関与していると考えられている。…
※「インシュリン自己免疫症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」