インスタント時代(読み)インスタントジダイ

デジタル大辞泉 「インスタント時代」の意味・読み・例文・類語

インスタント‐じだい【インスタント時代】

インスタント食品が普及している時代。昭和35年(1960)ごろから言われだした。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のインスタント時代の言及

【コーヒー】より

…第2次大戦中アメリカ軍は携行用のレーションration中にインスタントコーヒーを加え,これによって日本でも第2次大戦後間もなくこの便利な飲料を知るようになった。そして1960年,森永製菓が生産販売を開始すると,熱湯さえあれば即時に飲用できる簡便さと,コーヒー特有の味が歓迎されてヒット商品になり,翌61年には国内・国外合わせて60もの銘柄が市場に出回り,すでにブームを巻き起こしていた即席めん改めインスタントラーメンとあいまって,いわゆる〈インスタント時代〉を現出するに至った。こうしてインスタントコーヒーに親しんだ人たちの中には,かつての噴霧乾燥から凍結乾燥へと移行して質の向上が見られるにもかかわらず,より本来的な美味を求めてレギュラーコーヒーに転向する人も多く,日本におけるコーヒー愛好者はいよいよその数を増しているのが現状である。…

※「インスタント時代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android