インディアス新法(読み)いんでぃあすしんぽう

世界大百科事典(旧版)内のインディアス新法の言及

【インディアス法】より

…そのうえ,18世紀に入ると本国の対植民地政策が大きく転換し,〈集成〉とは矛盾する多くの法令が生まれた。かくして,新たな法典編纂の必要に迫られたが,18世紀末に完成した〈インディアス新法典〉は,わずかにその第1編のみが施行され,他は草案にとどまった。 一方,新大陸を統一的に規制しようとする本国の立法は,植民地の多様な現実を無視する結果となり,しばしば直接の執行者たる植民地官吏の強い抵抗に遭い,譲歩を余儀なくされた。…

【エンコミエンダ】より

…これを思想面で補強したのが,ラス・カサスをはじめとするスペインの修道士,知識人の間に急速に広まった先住民保護の動きであり,彼らは先住民の大量死の元兇としてエンコミエンダ制を指弾した。1542年のインディアス新法(インディアス法)がその結実であり,その撤回後,49年にあらためて私賦役を禁じ,次いで保有者が死ぬごとに各個撃破で信託権を没収していった。このころ先住民人口はいよいよ減少し,人頭税たる貢租に依存するエンコメンデロの経済力は衰え,その徴収業務も王の官吏の手に移り,エンコメンデロは一定額を受納するだけの,年金生活者のような存在になりさがってゆく。…

※「インディアス新法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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