世界大百科事典(旧版)内のインナーマーカーの言及
【計器着陸装置】より
…(3)マーカービーコンmarker beacon(単にマーカーともいう)は進入コース直下の定められた位置に設けられ,上方に向け特有の指向性変調電波(75MHz)を発射し,上空通過時に操縦室内の計器板上のライトの点灯および変調音で,パイロットに通過位置を知らせる。原則として滑走路端から1000フィートの位置にインナーマーカー(変調周波数3000Hz),約3500フィートにミドルマーカー(1500Hz),約5~6マイル(1マイルは約1.6km)にアウターマーカー(400Hz)が設置される。通常,民間空港ではインナーマーカーは施設されていないし,地勢などの関係で空港によってマーカーの位置が前後するが,進入図には必ず明記される。…
※「インナーマーカー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」