世界大百科事典(旧版)内のウィルコクソンの順位和検定の言及
【ノンパラメトリック法】より
…特定の確率分布を想定しないで行う統計的推論。たとえば,母集団の平均μがある値μ0に等しいという帰無仮説H0:μ=μ0を検定するのに,ふつうは正規分布を仮定して棄却域を構成する。その検定は正規分布であるとの仮定が真であるときは最適なものとなる。他方,正規性が成り立たないときにはある程度の頑健性は確かめられているものの,乖離が大きいときには当然よい検定とは成り得ない。そこで母集団分布を特定しないノンパラメトリックな検定方式が考えられている。…
※「ウィルコクソンの順位和検定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」