世界大百科事典(旧版)内のウィーン式アクションの言及
【ピアノ】より
…この方式はシュタインJohann Andreas Steinらによって改良され,1790年代のウィーンで完成の域に達した。これは一般にウィーン式アクションと呼ばれて一時ドイツとウィーンで流行し,ハイドン,モーツァルト,フンメル,ベートーベン,チェルニーらが愛用した。一方,イギリスでは突き上げ方式が発達し,1776年にエスケープメント(離脱装置)も発明され,ブロードウッドJohn Broadwood(1732‐1812)がさまざまな改良を加えて,1790年代にイギリス式アクションによる標準的なピアノを完成させた。…
※「ウィーン式アクション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」