ウェルニー(読み)Verny,Fran【G0761/ZN】ois Le´on

朝日日本歴史人物事典 「ウェルニー」の解説

ウェルニー

没年:1908(1908)
生年:1837
幕末に来日したフランス人海軍技師。横須賀製鉄所首長としてその建設工事を指揮監督し,造船技術をはじめ様々な近代的技術を日本へ移植した。エコール・ポリテクニクを卒業,海軍技師となる。江戸幕府造船所建設計画にかかわり,慶応1(1865)年来日。基本計画を作成後フランスに戻り,造船所建設の準備を行い,翌年再来日。以後,横須賀製鉄所(のち造船所を経て海軍工廠に発展)の建設に従事する。維新後も明治政府の下で造船所建設を継続。明治4(1871)年ドック完成。9年,契約満期により帰国横須賀造船所は,幕末・明治初期の日本において群を抜いて近代的な工業施設であった。<参考文献>横須賀海軍工廠編『横須賀海軍船廠史』

(清水慶一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ウェルニー」の解説

ウェルニー Verny, François Léonce

ベルニー

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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