世界大百科事典(旧版)内の《ウェーゼンドンク歌曲集》の言及
【ワーグナー】より
…これを知ってドレスデンを逃れ,チューリヒへ行き,ここに滞在した。当地における庇護者ウェーゼンドンクの妻マチルデとの遂げえざる恋愛は,《ウェーゼンドンク歌曲集》(1858),さらに楽劇《トリスタンとイゾルデ》(1859)に結晶した。この作にはそのころ熟読したショーペンハウアーの厭世的な意志と否定の哲学の影響もみられる。…
※「《ウェーゼンドンク歌曲集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」