ウスマン,S.(読み)うすまん

世界大百科事典(旧版)内のウスマン,S.の言及

【アフリカ映画】より

…それでも,1961年にはアフリカ映画のトーキー第1作《愛は障害を越えて》がソマリア(1960年7月独立)のホッセン・マブルークによって作られる。さらに,セネガル(1960年6月独立)の作家ウスマン・サンベーヌの映画が国際的評価を得たこと(アフリカ映画史上最初の長編作品《黒人女》がフランスで1965年度ジャン・ビゴ賞,《郵便為替》が68年ベネチア映画祭審査員特別賞,《エミタイ》が71年モスクワ映画祭銀賞を受賞),1946年以来アフリカで一連の〈人種学映画〉を撮り続けているフランスの人種学者であり映画作家であるJ.ルーシュの影響(〈シネマ・ベリテ〉と呼ばれる一種の〈演出された〉ドキュメンタリー《われは黒人》(1958),《人間ピラミッド》(1960),《ジャガール》(1967)等々に出演した黒人たちがその後みずから映画を作り始める),そして外国(とくにフランス)に留学して映画の技術を学んだ若い世代(例えばコートジボアールの映画作家デジレ・エカレはフランスの高等映画学院(IDHEC)の出身である)が帰国して映画を作り始めたこと等々といったことが集積して,60年代後半から70年代にかけてアフリカ映画が〈映画の第三世界〉としてにわかに注目されるに至った。映画の内容も,当然ながら文明=植民地主義=白人社会の中で疎外された黒人の運命を主題にしたものが多い。…

※「ウスマン,S.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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