《ウト・クエアント・ラクシス》(読み)うとくえあんとらくしす

世界大百科事典(旧版)内の《ウト・クエアント・ラクシス》の言及

【階名】より

…西洋音楽では,ド,レ,ミ,ファ,ソ,ラ,シの7シラブルsyllableが用いられる。その起源については,11世紀初頭にグィード・ダレッツォが,聖ヨハネ賛歌《ウト・クエアント・ラクシスUt queant laxis》の詩(8世紀ころ)の各小区分第1シラブルに,ハから1音ずつ上がってゆく6音(ut,re,mi,fa,sol,la)を当てはめたことに由来するといわれるが,異説もある。この6シラブルは当初,ハのほかト,ヘの各音上の6音音階(ヘクサコルド)の階名として使われていたが,やがてハ音上に固定されるようになった。…

※「《ウト・クエアント・ラクシス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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