世界大百科事典(旧版)内のウバロフ,B.P.の言及
【飛蝗】より
…集団はこのようにして移動を繰り返すが,集団移動の終結は,多くは気候の悪化により,一部は天敵,その他の原因によっている。 飛蝗の〈相〉説は,1921年イギリスのウバロフB.P.Uvarovと南アフリカのフォールJ.C.Faureとが独立に打ちたてた説であるが,その後ウバロフはこの説を飛蝗対策の柱として,とくにアフリカ地域で対策に取り組み,飛蝗の常発地帯をつきとめ,発生予察を行うことにより,現在ではアフリカトノサマバッタの飛蝗化はある程度抑えることができるようになった。しかし,サバクバッタの飛蝗化についてはまだ人類はコントロールできない状態にある。…
※「ウバロフ,B.P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」