世界大百科事典(旧版)内のウミノタマの言及
【ツユノイト】より
…生活史は特徴的で,生殖器官から泳ぎ出た多数の鞭毛を冠状にもつ遊走子は,発芽すると多核囊状の緑藻に生育する。これはかつてウミノタマHalicystisと呼ばれていたが,実は有性世代の体で,ここにつくられた雌雄の配偶子の接合子がツユノイトに生育する。最近,遊走子がウミノタマにならないで,炭酸カルシウムを蓄積する盤状に発達する生活史が見つかり,新属Pedobesiaが設立された。…
※「ウミノタマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」