ウルのスタンダード(読み)うるのすたんだーど

世界大百科事典(旧版)内のウルのスタンダードの言及

【シュメール美術】より

…また木製の土台の上にピッチをおき,貴石,貝殻,ラピスラズリなどをはめこんで意匠を表す象嵌技術が,多くの作品に応用された。〈ウルのスタンダード〉はこの技法を用い,横長の画面の表裏を図柄で飾ったパネルである。そこには帯状に仕切られた各段に,戦闘,勝利,祝宴などの場面を説話風に描出する,メソポタミア独特の表現様式が見られる。…

【象嵌】より

…【香取 忠彦】
[西洋,オリエント]
 象嵌の技法は先史メソポタミアやエジプトに続くギリシア,ローマ以来,今日まで西洋でも多方面に用いられている。最古の遺品の一つには前2750年ごろと推定される〈ウルのスタンダード〉(大英博物館)がある。これは地を青色のラピスラズリで埋め,その中に白い貝殻で人物や動物像を,また縁取りに赤色石灰岩を嵌め込んだものである。…

※「ウルのスタンダード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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