世界大百科事典(旧版)内のウーダン,R.の言及
【奇術】より
…また技師W.vonケンプレンが1769年に発明した人間とチェスの勝負のできる自動人形(ほんとうは中に人間が隠れて操作する,いわばにせロボット)は,見世物としておよそ半世紀にわたり異常な人気をあつめた。しばしば近代奇術の父と呼ばれるフランスのロベール・ウーダンは,1845年に自営の小劇場で斬新な演出による舞台奇術を公開して,奇術の近代化への道をひらいた。ロベール・ウーダンは従来の奇術師が魔法使いの装束で演じていた呪術的雰囲気をステージから一掃し,スマートで明るい演技スタイルをうちたて,後の奇術師に大きな影響を与えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」