世界大百科事典(旧版)内のエクイタ・ビルの言及
【超高層建築】より
… 一方,自動車の大量生産に呼応して,1915年には大型磨き板ガラスの製作が可能となり,30年代には蛍光灯の開発,白熱灯の生産,さらには近代空調設備の発達などにより,自然環境に左右されないで人工的に執務空間の環境を制御することが技術的に可能になっていた。このような背景のもとで,第2次世界大戦後の48年,アメリカ北部のポートランドに,アルミ材と密閉式ガラス窓による外装のエクイタ・ビルが完成した。アルミやステンレスといった材料は,クライスラー・ビルやエンパイア・ステート・ビルに,主として外装用装飾材として採用されていたが,本格的カーテンウォール素材として採用されたのは,この建物が初めてであった。…
※「エクイタ・ビル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」