世界大百科事典(旧版)内のエザナの言及
【アクスム王国】より
…アクスムはアトバラ川を通じて,ナイル川上流のクシュ王国と交易を行ったが,クシュの勢力が衰えると,これを攻撃して4世紀半ばに滅ぼした。この時のアクスム王はキリスト教に改宗したエザナEzanaで,クシュとの戦いのもようは当時の碑文に詳細に伝えられている。王国は7世紀以降,イスラム教徒が紅海貿易を支配するようになって衰えた。…
【エチオピア】より
…歴史的にその存在が確認できる最も古い国は,1世紀になって歴史に登場したアクスム王国である。アクスム王国はエチオピア北部,現在のティグレ州アクスムを中心に栄え,4世紀にはいってエザナ王の時代に最盛期を迎えた。王自身キリスト教に改宗したばかりでなく,これを国教として受けいれ,またオベリスクを建てるなど,文化的に見るべきものを残したほか,近隣地方を征服してその版図を拡大した。…
※「エザナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」