世界大百科事典(旧版)内の《エジプトのオイディプス》の言及
【キルヒャー】より
… キルヒャーの最も壮大な試みの一つはエジプト聖刻文字(ヒエログリフ)の解読であった。28年にエジプトのオベリスクを写生した画集を通じて聖刻文字を知った彼は,36年にコプト語を手がかりに解読に着手,その成果を《エジプトのオイディプス》(1652‐54)として公表した。しかし解読法がカバラの神秘的な言語分析法に拠りすぎていたため今日では誤読とされているが,着想の方向としては正しかった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」