世界大百科事典(旧版)内のエゾノコリンゴの言及
【ズミ】より
… ときにズミノキともいわれるものに,オオズミ,一名オオウラジロノキM.tschonoskii (Maxim.) C.K.Schneiderがあり,葉は卵形または楕円形で大きく,本州と四国に生える。また,ズミによく似たものでは,エゾノコリンゴM.baccata Borkhausen var.mandshurica (Maxim.) C.K.Schneiderが本州中部以北と北海道にみられ,中国大陸などにも分布している。なお,リンゴ属の野生のものには,ほかにノカイドウM.spontanea MakinoとツクシカイドウM.hupehensis Rehderが九州にあるが,ともに生育地は限られている。…
【ヒメリンゴ】より
…中国大陸原産で,日本では盆栽などに利用されるが,耐寒性は強く,シベリアでの耐寒性リンゴの品種育成の交配親に用いられた。 エゾノコリンゴM.baccata Borkh.var.mandshurica (Maxim.) Schneid.(英名Manchurian crab apple)も小さな赤熟する球形の果実をつけ,本州中部以北,東北アジアからヒマラヤにかけて広く分布する小高木。ときにヒメリンゴと称されることがある。…
※「エゾノコリンゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」