世界大百科事典(旧版)内のエッカート,D.の言及
【トゥーレ協会】より
…ギリシア・ローマ時代に知られた伝説上の極北の島ウルティマ・トゥーレをその象徴とした。協会は数十名の小組織であり,アーリア民族の優越性を魔術的に立証する研究を進めたが,会員に反ユダヤ主義を鮮明にしたエッカートDietrich Eckart(1868‐1923),ヒトラーらが加わったことから政治への影響力を持つに至った時期もあり,初期ナチズムの思想的背景の一部を形成したといわれる。40年以降はいったん消滅したものの,80年代に入ってドイツのネオ・ナチズム勃興に伴いミュンヘンで再組織され,1920年代とほぼ同様の活動を開始している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」