世界大百科事典(旧版)内のエッセン,L.の言及
【原子時計】より
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[原子時計の発達と秒の定義]
世界最初の原子時計は,1949年にアメリカ国立標準局(NBS)で試作されたアンモニア分子の吸収線を利用したものであった。同じころ,同局においてはセシウム原子による実験に成功し,次いでイギリス国立物理学研究所(NPL)のエッセンL.Essenが同じ原理の原子時計を製作し,55年より約3年間,その当時,時間の標準に採択された暦表時との比較を行った。この装置は実用に供せられた世界最初の原子時計といわれている。…
※「エッセン,L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」