世界大百科事典(旧版)内のエディクラ・ファサードの言及
【ライナルディ】より
…一方,北イタリア滞在の経験をもつ建築家の父ジロラモGirolamo R.(1570‐1665)の影響を受けて,サンタ・マリア・イン・カンピテリ教会では北方的な平面形式を採用し,ローマの建築界に新しい刺激を与えた。同教会および助手を務めたカルロ・フォンタナとの共作になるサンタンドレア教会のファサードは,彫塑的なエディクラを組み合わせた重厚な構成をもち,〈エディクラ・ファサード〉とよばれる。ローマの北の入口ポポロ広場に面する,同一の外観をもつ二つの教会堂(サンタ・マリア・イン・モンテ・サント,サンタ・マリア・デイ・ミラコリ)の設計者としても知られる。…
※「エディクラ・ファサード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」