世界大百科事典(旧版)内のエポキシ化ダイズ油の言及
【可塑剤】より
…ポリ塩化ビニルは光や熱によって分解し,塩化水素を発生するが,この塩化水素をとらえる働きをもつ可塑剤として,エポキシ化合物も用いられる。とくに食品用,医療材料用には,エポキシ化ダイズ油などが使用される。 このように,可塑剤の性能としては,(1)高分子とよくまじること(相溶性),(2)生体に対し毒性のないこと(安全性),(3)揮発してなくならないこと(耐熱性),(4)低温でも可塑剤としての性質を失わないこと(耐寒性),(5)高分子から抜け出ないこと(非移行性,非ブリードアウト性),などが要求される。…
※「エポキシ化ダイズ油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」