世界大百科事典(旧版)内のえらの心臓の言及
【心臓】より
…ここでは,とくに高圧を必要とするえらの循環と,それに対処するポンプとしての心臓の役割が浮彫にされ,ここからもまた呼吸器と心臓との密接な連関がうかがわれる。 こうして脊椎動物で最初につくられる魚の心臓は一般に〈えらの心臓〉と呼ばれることになるが,それは肝臓・腎臓の血流の落ち合う静脈洞に始まり,心房・心室と続き,動脈幹となってえらの血管に移行するところで終わる。始めの部分が静脈門,終りの部分が動脈門と呼ばれる。…
※「えらの心臓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」