エリパンドゥス(読み)えりぱんどぅす

世界大百科事典(旧版)内のエリパンドゥスの言及

【サンチアゴ・デ・コンポステラ】より

…この信仰を支えるのは,ヤコブがイベリアに伝道し,エルサレムでの殉教後遺体が弟子たちの手でイベリアに運ばれて葬られたという伝説だが,これは文献の裏づけに乏しく史実とは認め難い。さしあたっては,初期アストゥリアス王国が置かれたほとんど絶望的な生存状況,当初の寛大策を捨てて厳しい対決姿勢を採り始めたアル・アンダルスのイスラム教徒からの圧力,784年にトレド大司教エリパンドゥスElipandus(718ころ‐802ころ)の唱えたキリストを神の養子とする異端説が巻き起こした宗教論争,さらにはカール大帝による西ヨーロッパの政治統合などが交差する時代雰囲気がこの特異な信仰の誘因となったと考えられる。確かにこの時代,弱小で不安定なアストゥリアスは独自の教会組織をもってその王権を補強する必要に迫られていた。…

※「エリパンドゥス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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