世界大百科事典(旧版)内のエリュマイス王国の言及
【パルティア美術】より
…パルティア美術とは,アルサケス朝(前247‐後226ころ)下の西アジアに栄えた美術をいうが,必ずしもパルティア人の手になるものではない。前期と後期に大別される。前者(前3世紀~前1世紀)はギリシア美術からの影響がきわめて強い。後者(1世紀~3世紀)ではギリシア的特色が後退し,それに代わってアケメネス朝,パルティアなどのイラン系民族や土着民族(例,エリュマイスElymais王国,隊商都市ハトラ)の趣向ないし美意識が顕著となっている。…
※「エリュマイス王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」