世界大百科事典(旧版)内のエルバーフェルトの言及
【絹織物】より
… ドイツの絹工業は13世紀にケルンに興り,16世紀後半にはフランクフルト・アム・マイン,17世紀後半にはクレーフェルトKrefeldにおいて栄えたが,フランス人新教徒の移住を機に国家主導のもとにベルリンでの振興が図られ,18世紀末にはリヨンに代わるほどの繁栄を示した。しかし19世紀には安価な労働力を求めて絹織物業はライン川流域諸州に移動し,クレーフェルトとエルバーフェルトElberfeld(現,ブッパータール)がその二大中心地となった。ドイツ機業はとりわけ低質ビロードの製造に特化した。…
【ブッパータール】より
…人口38万4000(1995)。1929年ブッパー川沿岸のエルバーフェルトElberfeld,バルメンBarmen両市と他3市が合併し,翌年現行市名となる。15世紀に,硬度の低いブッパー川の水を利用する亜麻糸漂白業がエルバーフェルトとバルメンに成立し,1527年漂白業者のツンフトが結成された。…
※「エルバーフェルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」