おうし座T型星(読み)おうしざてぃーがたせい

世界大百科事典(旧版)内のおうし座T型星の言及

【輝線星】より

…前者にはウォルフ=ライエ星,はくちょう座P型星,輝線B型星,超巨星などがあり,なかでもはくちょう座P型星は流出型星周圏をもつ輝線星の典型となっている。晩期型では輝線M型星,長周期変光星,おうし座T型星などが知られている。また,爆発状態にあるフレア星,新星なども輝線星の一種といえる。…

【原始星】より

…オリオン座FU星も同様な天体である。ハヤシ・フェーズの終りに近い星として,おうし座T型星と呼ばれる種類の星がある。これは非常に若い星団の中にある星で,まだ落ち着かず,星の表面で大規模なフレアを繰り返している。…

【変光星】より

…物理的変光星としてはそのほかに,新星に代表される突然明るさを大きく変える新星型変光星(激変星ともいう),新星より規模が大きく星全体の大爆発である超新星,太陽フレア(太陽面爆発現象)を大規模にしたようなフレアが観測されているフレア星などがある。また星間雲の中から生まれたばかりの星おうし座T型星は,誕生の際の余波で不規則な変光をする物理的変光星である。
【脈動変光星】
 すでに述べたように,脈動変光星は,星自身が規則的に膨張と収縮を繰り返しているために明るさが変わる星で,現在,銀河系の中だけで1万8000個以上知られている。…

※「おうし座T型星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」