世界大百科事典(旧版)内のオコバナシの言及
【嗚呼∥烏滸】より
…また《明衡往来(雲州消息)》には稲荷祭の余興として行われた性的な猿楽もみえる。 このようなオコのことに対する興味は文学のほうにもおこって,色好みをオコとしてとらえた《平中物語》などがあらわれ,《今昔物語集》巻二十八には44話のオコバナシが収められるようになる。このオコバナシは《万葉集》巻三などにみえる誣(しい)物語に系統をひき,志斐連(しいのむらじ)などが職掌としたとする説もある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」