世界大百科事典(旧版)内のオトルプの言及
【土地改革】より
… 革命鎮圧と最初の国会解散ののち06年11月勅令に始まるストルイピン土地改革は,農民革命に対する反革命であった。すなわち,地主の土地にはまったく触れず,ただプロイセンの1821年〈共同地分割規制令〉に似てほぼ上記の(5)(6)に相当する,農民間での共同地分割,住居移転をともなう団地(フートル)またはともなわない団地(オトルプ)の形成,シベリアへの移民,農民の土地購入に対する金融助成,を進めた。そして革命の拠点となった共同体を解体し,富農を分離して革命の防波堤にしようとした。…
※「オトルプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」