世界大百科事典(旧版)内のオナシザルの言及
【化石類人猿】より
…多分,運動様式や姿勢と関連した変化と考えられるが,中新世を通じてテナガザル類と同様に大型類人猿も外尾の退化が目だち,ついに外尾はなくなってしまった。類人猿のことを〈オナシザル〉とよぶこともあるが,これは,この特徴を強調したものである。 鮮新世を通じて,類人猿とくにドリオピテクス類では,今日のゴリラやチンパンジーのように第2指節の背部を地につけて歩く,いわゆるフィスト・ウォーキングを行うようになった。…
※「オナシザル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」