世界大百科事典(旧版)内のオフセットインキの言及
【印刷インキ】より
…(4)でき上がった印刷物は色,光沢などを十分に再現し,後の工程や使用条件に十分な耐性をもつこと。 平版インキは量的にも最も多く使用される重要なもので,別名オフセットインキと呼ばれる。金属や樹脂などの版に着肉したインキを直接紙に移さず,一度ゴムの面に移したのち紙に再転写する。…
【磁性インキ】より
…70年代には,各種カード類,貯金通帳などに帯状の磁性記録部分を印刷するようになったが,これには例外なくスクリーン印刷方式が用いられ,印刷後,乾燥したインキ表面にカレンダーをかけて平滑にしている。また,70年代初期にアメリカで高保磁力の磁性体を用いたオフセットインキが開発され,有料道路通行券や駐車券の印刷に実用化された。磁性体としては,バリウムフェライトなどを用い,磁性記録層と,文字,数字などを同じ磁性インキで同時に印刷する。…
※「オフセットインキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」