世界大百科事典(旧版)内のオランダ天然ガスの言及
【オランダ】より
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[鉱工業]
鉱産物は乏しく,わずかに石炭(リンブルフ南部),岩塩(ドレンテ),石油などであったが,1964年フローニンゲン市東部に推定埋蔵量1兆8000億m3の天然ガスが発見され,一躍豊かな地下資源国となった。政府はシェル,エッソと3者出資でオランダ天然ガス会社を設立して生産を開始し,パイプ網を通じて国内はもとよりベルギー,北フランス,西ドイツへ天然ガスを配送している。73年天然ガス産出量は7000万m3を突破し,その輸出価額は輸入石油のうちの国内消費価額を超え,エネルギー自給率は110%だが,政府は天然ガス資源確保のため輸出を漸次抑制し,エネルギー輸入を急増させる方針をたてている。…
※「オランダ天然ガス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」