世界大百科事典(旧版)内のオリジナル・バレエ・リュッスの言及
【バレエ・リュッス・ド・モンテ・カルロ】より
…しかし運営面では問題が多く,発足後まもなく創立者の一人ブルムが去り,38年からはマシンが主宰者となる。ド・バジール大佐も分かれて〈オリジナル・バレエ・リュッス〉を創立するが,両者は共通の演目をもち,踊り手の交流も頻繁であった。バレエ団の最盛期はともに40年代の半ばまでであったが,ディアギレフの推進したバレエの近代化の路線を継承発展させ,バレエになじみの薄かった北アメリカの地方都市,ラテン・アメリカ,オーストラリアなどを訪れてその紹介に努めた功績は大きい。…
※「オリジナル・バレエ・リュッス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」