世界大百科事典(旧版)内のオリビエ,É.の言及
【第二帝政】より
…この選挙後,ナポレオン3世は種々の自由主義改革を認めてさらに譲歩せざるをえなかった。 彼は,70年1月2日自由主義者オリビエÉmile Ollivier(1825‐1913)を首班とする内閣を任命したが,これは立法院の多数派によって組織された政府であり,議会帝政へ転換したことを意味していた。そして,ナポレオン3世は70年5月これまでの一連の自由主義的改革を人民投票にかけて圧倒的支持(投票総数の82%以上)を獲得し体制を再強化したかにみえた。…
※「オリビエ,É.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」