世界大百科事典(旧版)内のオレリャーナ,F.deの言及
【アマゾン[川]】より
… この大河は,1500年2月ポルトガル生れのピンソンVicente Yáñez Pinzón(?‐1515)によって発見されたのであるが,ピンソンは大西洋を大陸ぞいに航海中偶然に淡水の流れに遭遇し,川の流れのあることを知り,〈あまい海(マール・ドゥルセ)〉と名付け,約80km上流までさかのぼったという。その後,スペイン生れのフランシスコ・デ・オレリャーナFrancisco de Orellana(1511‐46)は,エクアドルのキトを出発,雪のアンデスを越え,ナポ川の支流コカ川を下った。河口に達した1542年8月26日までの約9ヵ月間,エル・ドラド(黄金郷)を求めての苦難に満ちたアマゾン探索であった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」