五月病(読み)ごがつびょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五月病
ごがつびょう

新しい環境に適応できず,焦り,ストレスを感じ,気持ちが落ち込むうつ状態。医学用ではなく通称。もとは大学新入生が5月の連休明け頃から急激に無気力,無関心になることから名づけられたが,時期は5月にかぎらず,また中学・高校生や新入社員にもみられる。おもな原因として,受験など極度の緊張からの解放,新しい学校・職場の実態に対する失望,新たな目標の喪失などがあげられる。通常は一過性だが,うつ病自律神経失調症に陥ったり,消化器系の症状 (下痢,吐き気など) がみられる場合がある。 (→燃え尽き症候群 )

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人事労務用語辞典の解説

五月病

「五月病」は正式な医学用語ではなく、4月に進学した学生や入社・異動した社会人に、5月頃になると現われる精神的な不安定状態の総称です。環境の変化に適応できないことに起因する症状といわれ、抑うつ気分、不安感、無気力、不眠、強い疲労感など、うつ病に似た心身の不調やスランプを訴える場合が多いようです。
(2011/5/9掲載)

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大辞林 第三版の解説

ごがつびょう【五月病】

四月に入った大学新入生や新入社員などに、一か月を経た五月頃に見られる、新環境に対する不適応病状の総称。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ごがつ‐びょう ゴグヮツビャウ【五月病】

〘名〙 苦労して大学や会社に入った新入生や新入社員が、五月頃に経験する虚脱感を病気としていった語。
※情報化社会をどう生きるか(1983)〈星野芳郎〉二「東大に入りたい一心で、入ってみると目標を失って〝五月病〟という子供がいるが」

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