世界大百科事典(旧版)内の《オーカシンの君》の言及
【オーカッサンとニコレット】より
…この作品を伝える写本はただ一つしかなく,パリ国立図書館蔵となっている。ウォルター・ペーターがその著《ルネサンス》(1873)の中でルネサンスの先駆的作品として,同じ13世紀フランスの作品《アミとアミル》と共にこの作品を取り上げて以来,広く一般の関心を集めたため,日本にも早くから紹介され(1894年《文学界》第16号に平田禿木が《オーカシンの君》の読後感を述べているのが最初),邦訳も数種出ている。【松原 秀一】。…
※「《オーカシンの君》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」