世界大百科事典(旧版)内のオーステナイト‐フェライト2相系ステンレス鋼の言及
【ステンレス鋼】より
…ステンレス鋼の需要の大部分はこの系のステンレス鋼であり,耐食性とともに高温での耐酸化性も優れているため,家庭用品,建材のほか化学工業・石油工業用装置,原子炉関係などの用途がある。(4)オーステナイト‐フェライト2相系ステンレス鋼 クロム18~30%,ニッケル6~12%,炭素0.10%以下を含み,熱処理などによりオーステナイトとフェライトをほぼ半々にし,それぞれの結晶粒を細かく調整した,耐食性,加工性のよい,強度の大きいステンレス鋼である。石油工業,化学工業,耐海水用装置などに用いられている。…
※「オーステナイト‐フェライト2相系ステンレス鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」