世界大百科事典(旧版)内のオーツ夫妻の言及
【チョガ・マミ】より
…ザーグロス山脈の西麓にあるイラクの先史時代遺跡。北メソポタミアと南メソポタミアの先史時代文化の関係を探る目的で,オーツ夫妻David & Joan Oatesがこれまで知識の空白地帯であったイラン国境近くのマンダリー近辺を1960年から踏査し,いくつかのテルのうちここを選び発掘して,前6千年紀にさかのぼる最古の灌漑用の運河跡をはじめて確認した。サーマッラー期の運河の遺構はテルの南西部で発掘され,約2mの幅をもち,時代による移動の跡が認められた。…
※「オーツ夫妻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」